近年、国民の血圧水準は1965年を頂点に1990年にかけて大きく低下し、
脳卒中の罹患率、死亡率の減少と一致しています。
血圧水準が高いほど、脳卒中、心筋梗塞、心疾患罹患率および死亡率が高くなります。

成人における血圧値の分類(高血圧治療ガイドライン2004より)

 分類  収縮期血圧    拡張期血圧
 至摘血圧   <120  かつ  <80
 正常血圧   <130  かつ  <85
 正常高値血圧   130〜139  または  85〜89
 軽症高血圧  140〜159  または  90〜99
 中等症高血圧   160〜179  または  100〜109
 重症高血圧  ≧180  または  ≧110
 収縮期高血圧   ≧140mmHg  かつ  <90mmHg










降圧目標 

高齢者  <140/90mmHg
若年・中年者  <130/85mmHg
糖尿病患者・腎障害患者  <130/80mmHg

治療は
『 生活習慣の修正』『修正項目は食塩摂取量の制限』
『 野菜果実の積極的摂取』『コレステロール・飽和脂肪酸の摂取制限』
『適正体重の維持』『アルコール摂取量の制限』
『運動』『禁煙』    などです。

これら生活習慣の修正のみでは降圧目標に到達しないため、薬剤が用いられます。

降圧薬は主に

 ・カルシウム拮抗剤
 ・レニン・アンジオテンシン系抑制薬
 ・アンジオテンシン変換酵素阻害薬
 ・アンジオテンシン受容体拮抗薬
 ・利尿薬
 ・β遮断薬
 ・α遮断薬
 ・中枢性交感神経抑制薬

があり、作用機序、副作用、年齢、合併症など勘案し決定されます。